こんにちは。今日ご紹介するのは、『【スマホ版】桜子寝取られ譚』です。
サークル・蟹紅茶さんが手がけたこちらの作品、販売数1,742本・評価4.5点(14件)という実績が示すとおり、寝取られジャンルのスマホゲームとしてじわじわと支持を集めている一作なんですよね。スマホで遊べる形式にしっかりまとめられているので、腰を据えてじっくり楽しみたい方にも向いていると思います。
舞台は現代日本。土御門流陰陽術の後継者・桜子は、幼馴染の補佐官・滝丸とともに日々妖怪退治に明け暮れてきた才気あふれる18歳の陰陽師です。京都人らしい飄々とした口調の裏に、人を守るための真剣さを秘めたキャラクターで、そのギャップがとても魅力的に描かれています。滝丸との間に淡い想いを抱きながらも、互いにまだ言葉にできずにいるという関係性も、読み進めるうちにじわりと切なさを増してくるんですよね。
そんな二人のもとに、ある村に封じられていた妖怪の封印が解かれたという報せが届きます。駆けつけた桜子を待ち受けていたのは、妖怪と手を組んだ村長の息子・卓郎の仕掛けた罠。滝丸を人質に取られた桜子は、卓郎の「彼女になること」という条件を飲まざるをえなくなってしまいます。普段なら相手にもしないような人物に頭を下げなければならない、そのやるせなさと屈辱感の描写が、このゲームの緊張感の根っこになっています。
さらに恐ろしいのは、桜子が気づかぬうちに〝恋愛成就の呪い〟をかけられているという点です。日を重ねるごとに卓郎への嫌悪感が薄れていき、心のどこかに温かみが芽生え始めてしまう。そんな自分の変化に気づけないまま、桜子は一ヶ月という制限時間のなかで滝丸の救出と呪いの解除を目指して動き始めます。常識改変・トランス・暗示といったジャンルタグが示すように、じわじわと侵食されていく内面の変化が丁寧に描かれているのが本作の大きな読みどころです。
ゲームシステムについても少し触れておきましょうか。
この滝丸視点のSNS・通話システムは、寝取られジャンルならではの「知らされてしまう側の苦しさ」を巧みに演出していて、単なるエロゲとは一線を画す読み応えを生んでいます。何も知らないまま毎朝SNSを確認し、少し違和感のある桜子の声を聞き続けるという体験は、プレイヤーにも独特の焦燥感を与えてくれるはずです。
もちろんゲームの軸は桜子側にあり、30日以内に幼馴染を救い、自身にかけられた呪いを祓うことが目標です。村人の困り事を解決したり、祠の謎を解いたりしながら活路を探っていく流れは、アドベンチャーとしての骨格もしっかりしています。タイムリミットを意識しながら攻略の糸口を探っていく緊張感は、パズルを解くような楽しさにも通じていますよね。
妊娠・孕ませ・出産・青姦・巨乳といったジャンルタグが揃っているとおり、シナリオが進むにつれてエロティックな描写もしっかりと展開していきます。桜子の「ハジメテ」が次々と卓郎に奪われていくという構造は、寝取られ作品のファンにとっては堪らない展開でしょう。嫌いだったはずの相手に惹かれていく自分を止められない恐怖と切なさ、そして30日後に訪れる結末の重さ、ぜひその目で確かめてみてください。
蟹紅茶さんが丁寧に積み上げてきた世界観と登場人物の心理描写が光る一作。スマホで気軽にアクセスできる形式でありながら、読み応えのあるシナリオとシステムが詰まっています。この30日間の物語の結末が、あなたにとってどんな味わいをもたらすか、手に取って確かめてみる価値のある作品です。
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